2009年12月04日

代用刑事施設制度の廃止と拘置所での勾留の義務付け

2008年6月現在、刑事訴訟法第203条、第204条、第205条は、警察官が被疑者を逮捕した場合は48時間、検察官が被疑者を逮捕した場合は被疑者を逮捕した場合は48時間、検察官が警察官から被疑者の身柄送致を受けた場合は24時間、被疑者の身柄を拘束権を認め、その時間を超えて、被疑者の身柄の拘束を求める場合は、検察官が裁判所に勾留請求をして、裁判所から勾留令状の交付を得ることによって捜査のために被疑者を20日間勾留できる。
2008年6月現在の刑事訴訟法においても、被疑者の勾留場所は本来は拘置所であり、身柄の拘束が逮捕から勾留に移行後は勾留場所が拘置所になることが刑事訴訟法の本来の規定であるが、拘置所の収容能力不足に対する代用刑事施設(旧代用監獄)として警察の留置場を勾留場所として使用する例外措置・代替措置が常態化している現実がある。
警察の留置場が勾留場所として使用され、勾留管理者と尋問者が同一組織であり、部外者が接見・通信・監視できない密室での尋問が、警察官による拷問や供述強要の要因になり、憲法第36条の拷問の禁止、憲法第38条の自己に不利益な供述の強要の禁止に違反する状況が常態化して継続してきた。
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代用監獄により発生する問題を解決するためには、法務省の予算を増加して、被疑者・被告人の収容に必要で十分な収容能力を持つ拘置所を整備し、代用刑事施設の廃止と拘置所への勾留の義務付けの目標達成時期を法律に明記して、代用刑事施設の廃止と拘置所での勾留の義務付けを追求し実現する必要がある。

被告人が起訴事実を否認している裁判、被告人が無実の可能性が指摘される裁判で、検察官と被告人・弁護人との間で、捜査段階における被告人の供述調書の信用性・任意性が争点となる事例が顕著に見られる。

2009年11月28日

サンゴ礁はまず裾礁として形成が開始される

サンゴ礁はまず裾礁として形成が開始される。島があると、その海岸に造礁サンゴが定着し、発達が始まる。海岸周辺にサンゴ礁が発達すれば、裾礁が成立する。

その後に、島がゆっくりと沈降して行くとすれば、サンゴ礁は次第に上方に成長する。基盤となる島の地盤が沈降しても、礁の上面は常に海水面の位置にあり続ける。そうすれば、島が沈降するにつれ、島本体の海岸線は縮小し、周囲のサンゴ礁はそのままの位置・形を保つので、次第にサンゴ礁は島本体の海岸線を離れ、ある程度の距離を置いて島を取り巻くことになる。つまり堡礁になるわけである。

さらに島が沈降し、ついに海面から没してしまえば、海面には元の島の海岸線をかたどったサンゴ礁の環がのこる。つまり環礁ができる。

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サンゴ礁の形成の過程に関する仮説としては、アメリカの地質学者、デイリーが1910年に発表した「氷河制約説」があるが、この両者は必ずしも対立するものではない。

ダーウィンの沈降説が正しければ、環礁のサンゴ層はサンゴの生育可能水深である 30 mをこえて堆積しているはずで、さらにその下には基盤となっている島の岩石層が出てくるはずである。それを確認するためにサンゴ礁においてボーリング調査が行われた。

ダーウィンの提案によってロンドン王立学会がフィジー島で行ったボーリング調査では、400 m掘り進んで、そこまでサンゴの層が続いていることを確認したが、岩の層を見つけることはできなかった。

2009年11月23日

炭素循環

炭素循環(たんそじゅんかん、carbon cycle)とは、地球上の生物圏、岩石圏、水圏、大気圏の間で行われる炭素の交換という生化学的な循環で、これらは炭素の保管庫(リザーバー)となっている。

炭素循環は、一般にこの4つのリザーバー、具体的には大気、陸域生物圏(陸水系は普通ここに含まれる)、海洋、堆積物(化石燃料を含む)と、その間を相互に移動する経路で成り立っている。年間の炭素の移動は、リザーバー間で起こる様々な化学的、物理的、地質学的、生物学的なプロセスを経て行われる。地球表層付近での最も大きな炭素の保管場所は海洋である。

全球の炭素収支は炭素リザーバーの間、もしくは特定の循環(特に大気 - 海洋間)での炭素交換のバランス(吸収と放出)で示される。炭素収支を吟味することで、リザーバーが二酸化炭素の吸収源となっているのか発生源となっているのかを判断することが出来る。
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大気圏中の炭素は気体、主に二酸化炭素ガスの状態で存在する。全大気のなかでは少量(増加しつつあるがおよそ0.04%)であるが、生命活動が維持されるための重要な役割を果たしている。大気中に存在する炭素を含む気体には、他にメタンやクロロフルオロカーボン(ほとんどが人為起源)があり、これらは全て温室効果ガスと呼ばれる。大気への放出はここ数十年劇的に増加し、地球温暖化の原因とされている。

炭素は大気から二つの経路で除去される。

植物が太陽光によって光合成を行い、二酸化炭素から炭水化物を合成し、その過程で酸素を放出する。森林で急速に樹木が生長すること等から、この過程が最も二酸化炭素を吸収すると考えられている。

2009年11月03日

猟友会

猟友会(りょうゆうかい)とは、日本国内における狩猟者のための公益法人(特例民法法人)である。狩猟道徳の向上、野生鳥獣の保護、有害鳥獣駆除及び狩猟の適正化を図り、狩猟の健全な発達と生活環境の改善に資することを目的として、1929年(昭和4年)9月26日に創設され、1939年(昭和14年)8月1日に法人として認可された。

猟友会は3階層の構造をもっている。一般的に、各狩猟者は地域(市町村別程度の範囲)にある狩猟愛好者団体(「地元猟友会」)に所属して会員となる。その「地元猟友会」は都道府県別にある社団法人である「都道府県猟友会」の団体会員になっている。さらに「都道府県猟友会」は社団法人である「大日本猟友会」の団体会員になっている。したがって、狩猟者個人は「都道府県猟友会」や「大日本猟友会」の直接の会員ではなく、間接的な構成員となっている。なお、「都道府県猟友会」は各都道府県の指導を受け、「大日本猟友会」は環境省の指導を受けている。
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猟友会は、野生鳥獣の保護増殖事業、有害鳥獣駆除事業、狩猟事故・違反防止対策事業、狩猟共済事業の3つを主な活動目的としている。保護増殖事業、狩猟事故・違反防止対策事業の2つは主として都道府県猟友会が、狩猟共済事業は主として大日本猟友会が中心となって行っている。

2009年10月26日

感染症

感染症(かんせんしょう)とは、寄生虫、細菌、真菌、ウイルス、異常プリオン等の病原体の感染によって、より高等な動植物に生じる病気の総称である。ただし、感染しても症状を呈さないものもあり、それを不顕性感染と呼ばれるが、後に症状が出るものもあり一連の流れとして感染症と称する。

感染症の歴史は生物の発生と共にあり、有史以前から近代までヒトの病気の大部分を占めてきた。医学の歴史は感染症の歴史に始まったと言っても過言ではない。1929年に初の抗生物質であるペニシリンが発明されるまで根本的な治療法はなく、伝染病は大きな災害と捉えられてきた。
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その後の微生物学・免疫学・薬理学・内科学・外科学・公衆衛生学の進歩を背景として感染症の診断・治療・予防を扱う感染症学が発展しつつある今日でも、世界全体に目を向けると感染症は未だに死因の約1/4を占める。特にマラリア・結核・AIDS・腸管感染症は発展途上国で大きな問題であり、感染症学のみならず保健学・開発学など集学的な対策が緊急の課題である。

先進国においては新興感染症・再興感染症に加えて、多剤耐性菌の蔓延やバイオテロの脅威が公衆衛生上の大きな課題として注目を集める一方、高度医療の発達に伴って手術後の患者や免疫抑制状態の患者における日和見感染が増加するなど、日常的にもまだまだ解決に向かっているとは言えない。

2009年10月17日

アッシリア帝国滅亡後のアッシリア人

ニネヴェなど、アッシリアの主要な都市の幾つかはアッシリア帝国滅亡時に破壊された。ヘロドトスの時代にはそこに住む者はいなかったという。だが、アッシリア人自体はある日突然絶滅するわけも無く、その後も生き続けたし、アッシュール神に対する祭祀も継続されたと考えられる。アッシリア人自身が支配者として君臨することはその後二度となかったが、アッシュールやシャルマヌ、ニヌルタなど、アッシリア人が好んで名前に使った神の名を持つ人名がその後も役人などの名前として記録されているのである。アケメネス朝からアルサケス朝時代にかけて、アッシリア人の多くはアッカド語(アッシリア語)ではなくアラム語を使用するようになったと考えられる。その後もアッシリア人と思われる人名がサーサーン朝時代にまで登場する。

だがこの生き残ったアッシリア人と、アッシリア人の末裔と主張するいわゆる現代アッシリア人の関係は必ずしも明白ではない。現代アッシリア人に限らず、中近東のキリスト教徒共同体は起源譚として古代オリエントの民族を持ち出す事が多い。少なくとも「民族」と言うものがある古代のある集団から真っ直ぐ繋がるというほど単純なものではないと思われる。
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古代オリエント世界の古典文学の多くが後代に受け継がれず土に埋もれていく中、アッシリア人の歴史の多くも人々から忘れ去られたが、旧約聖書やギリシア人達の記録によって僅かに後世に伝えられた。楔形文字の解読によって再びアッシリア人が歴史に大きく取り上げられるようになるのは19世紀以降のことである。

旧約聖書はアッシリアについて著述された文献のうち後代まで継続して受け継がれた数少ない文献の一つである。旧約聖書の中でアッシリアは外敵として描かれる。取り分け列王記の中の記述では、アッシリアがイスラエルに攻め込んだ様、そしてイスラエル王国やユダ王国がそれにどのように対応したかが、宗教的修飾を伴うものの詳しく叙述されている。

2009年07月07日

ヒツジは非常に群れたがる性質をもち

ヒツジは非常に群れたがる性質をもち、群れから引き離されると強いストレスを受ける。 また、先導者に従う傾向がとても強い(その先導者はしばしば単に最初に動いたヒツジであったりもする)。 これらの性質は家畜化されるにあたり極めて重要な要素であった。

なお、捕食者がいない地域の在来種は、強い群れ行動をおこさない。
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群れの中では、自分と関連あるもの同士が一緒に動く傾向がある。 混種の群れの中では同じ品種で小グループができるし、また雌ヒツジとその子孫は大きな群れの中で一緒に動く。

ヒツジにとって、危険に対する防御行動は、まずは単純に危険から逃げ出すことである。 その次に、追い詰められたヒツジは突撃するか、蹄を踏み鳴らして威嚇する。とくに新生児を連れた雌にみられる。

ヒツジは非常に食べ物に貪欲で、いつもエサをくれる人にエサをねだることもある。 羊飼いは牧羊犬などで群れを動かす代わりに、エサのバケツでヒツジを先導することもある。

2009年06月17日

チクシュルーブ・クレーター

チクシュルーブ・クレーター(またはチチュルブ・クレーター、英語: Chicxulub crater)は、メキシコのユカタン半島にある小惑星衝突跡。この衝突が恐竜の絶滅の原因の一つと考えられている。

クレーターは地下約1000mに埋没している。中央のドームは約180km、クレーターの直径は約300km。衝突した小惑星の大きさは、直径約10km程度で、衝突時のエネルギーはTNT火薬相当で80Tt(広島型原爆が15kt程度なので、その50億倍程度)を超えたと推定されている。

1977年、ウォルター・アルヴァレスがイタリアの約6000万年前の地層でK-T境界を発見。K-T境界は世界各地でその後発見されるが、この地層を境に恐竜を始めとして発見される化石の種類が激変することが分かった。また、K-T境界では多量のイリジウムが含まれ、小惑星の衝突によってK-T層ができたという説が浮上した。

この説が登場すると衝突跡を探す研究者が増えた。1990年代初頭にアリゾナ大学の大学院生であったヒルデブランドがハイチの山地で、K-T層に含まれ惑星衝突時の巨大津波で運ばれたと推定できる岩石を発見する。これらの岩石は特にカリブ沿岸に集中していた。ヒルデブランドと彼の教官のボイントンは研究成果を出版する。しかしカリブ海には肝心のクレーターを発見することはできなかった。

この話に興味を持ったヒューストン・クロニクルの記者カルロス・ビヤーズはヒルデブランドに連絡をとり、1978年にグレン・ペンフィールドがユカタン半島で発見したクレーターがK-T層を形成したときに出来た小惑星の衝突跡ではないかという話をした。
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1978年当時、ペンフィールドはメキシコ国営石油で油田発見のため地磁気の調査を行っていた。ペンフィールドは磁気データが綺麗な弧を描いていることに気付いた。そこで彼は、ユカタン半島付近の重力分布データを地図に起こした。するとチクシュルーブ(Chicxulub)の村を中心として円を描いていることに気付く。このことを発表するが大きな関心事になることは無かった。

ペンフィールドは諦めずにいた。彼は1951年から続いていた付近のメキシコ国営石油の採掘井戸の1300m付近からイリジウムを含む安山岩がでることを知っており、これがクレーター跡の証拠と考えていた。しかし同様の岩石は火山活動でも作られることが知られており、惑星衝突の証拠として長い間否定的に見られていた。

ヒルデブランドは、ペンフィールドとコンタクトを取り、油田から出た岩石とヒルデブランドの発見した岩石と比較を行い、サンプルはほぼ小惑星の衝突で出来た物と推定された。

2009年05月31日

縊死(いし)とは死因の一つで

頸部を圧迫されることで呼吸や血流が阻害され、脳や臓器に回復不能な負担がかかることによって死亡すること。

頸部を垂直に圧迫し、気管を閉塞させることで呼吸が出来ないようにし、死に至らしめるもの。手を使っての方法を特に扼殺という。実際には完全に意識を失うまで数秒?5分程度を要し、個人差はあるが、絶命にはさらに5?10分程度を圧迫し続ける必要がある。ドラマなどの中で、わずか数秒程度の頸部圧迫で殺害する場面をよく見かけるが、これは誤りで、数秒の圧迫では、ただ失神するだけである。

頸部を斜めに圧迫すると、頸部大動脈(頸動脈と椎骨動脈)、気管などが強く圧迫され、窒息状態となる。これらにより、血液が脳に供給されなくなり、中枢の機能が停止し絶命に至る。多くの場合、自殺に用いられる。
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絞首刑における首吊りは、絞首台を使用し、高所より落下するエネルギーを用い、その衝撃で頚椎損傷などを起こし、即、意識を失い、確実に死に至らしめる。また頚骨骨折で即死する場合もある。ラットやマウスの殺処分方法である頚椎脱臼と理屈は同じである。通常の首吊りの場合でも、頚動脈洞(頸動脈洞)が圧迫されるため、頚動脈洞反射(頸動脈洞反射)によって急激に血圧が低下し、痛みも苦しみもなく、平均で約7秒で意識喪失にいたる。この頸動脈洞反射が起きるため、首吊りは安楽な自殺方法だと言われる。『完全自殺マニュアル』では、「身も蓋もない結論を言ってしまうようだが、首吊り以上に安楽で確実で、そして手軽に自殺できる手段はない。他の方法なんか考える必要はない。」と書かれている。 さらに首吊り自体が苦しくない典拠としては「首吊り芸人」というものがあり、これはサーカスなどで芸人がゆっくりと首を吊ってみせ意識を失う前に助手に合図して外させる芸で、イギリスでは定番芸だった(首吊り芸人)。 また、ロシアの作家、ドストエフスキーの作品には縊死の描写が多く、『悪霊』で縄の滑りを良くし円滑に縊死するための工夫として縄と首にベットリと石鹸水を塗りつける描写がある。

2009年04月28日

一民族、一国家、一言語の日本

日本は、大和民族が人口の大多数を占める。「一民族、一国家、一言語の日本」の類の発言は政界や言論界で時折語られる見解である。一方で少数民族と言われる集団も少数ながら存在し、それと看做される集団もまた存在する。

前述したように民族国家と関連する民族主義に対する嫌悪感もあり、日本を単一民族国家と呼ぶこと自体を非難する見解が根強く存在する。この場合は少数ながらも存在する非日本民族の存在を指摘して「純粋」な意味では日本は単一民族ではないとの主張が展開される。{要出典項目|一方で人口のほとんどが大和民族である日本は「実質上」の単一民族国家であり「純粋」な定義を適用すれことは詭弁であるとの反論もある。この場合に議論になるのは主としてアイヌの存在および過去にとられた土民同化政策の功罪、琉球文化と大和文化の共通・相違点の是非、および在日朝鮮韓国人の地位問題などである。

実際に日本が単一民族国家(Nation State)の典型であるとの認識は内外で見られる。しかし日本国内で日本を単一民族国家と表現すると少数ではあるが実在する少数民族を軽視(無視)しているとして批判が展開される。ただし「日本は単一民族国家」の類の発言はあくまでも制度や国家に対する言及であるという面もあり、その正当性には議論の余地がある。その点で「日本に異民族は存在しない」や「日本に人種差別の問題は存在しない」の類の発言は明らかに事実と異なる。この場合にアイヌや在日の団体が抗議を表明するのは当然であるといえる。もっとも、「日本に少数民族は存在しない」ことは長く日本政府の公式見解であった。これは後述の中曽根発言の際も行われたもので、国際人権条約で問われている意味での「少数民族」にアイヌは当たらない、との見解を示し、単一民族発言との整合性を取ろうとしていた。

単一民族発言で批判を浴びた著名人は、以下のとおりである。

中曽根康弘 - 1986年9月24日、総理大臣在任中、いわゆる知的水準発言の謝罪会見の際に「アメリカは多民族国家だから教育が容易でなく、黒人、プエルトリコ、メキシカンなどの知的水準がまだ高くない、日本は単一民族国家だから教育が行き届いている」という趣旨の教育に関する発言を行った[2]。アメリカから厳しい批判が起こったがこれは黒人やラテン系の知的水準が低いとの旨は人種差別ともとられかねない発言であるからで、この時点では日本国内での反発は少なかった。ただし、アメリカでの批判には「単一民族社会が複合民族社会より優れているという考え方自体が、最も悪質な人種差別である」との表明が含まれていた。中曽根はその釈明の中で「日本は単一民族だから手が届きやすいという意味だ」および「日本国籍を持つ方々で差別を受けている少数民族はいない」と国会で発言し、この発言が国内からはアイヌ系などから強い反発を受けた。同年10月21日にアイヌのウタリ協会などの団体から「単一民族発言はアイヌ民族の存在を無視するもの」という抗議を受けた。
山崎拓 - 1995年、衆議院議員在任中、「一民族、一国家、一言語の日本の国のあり方がこれほどの国力を作り上げた。日本人が日本人を思いやる気持ちが阪神大震災の救済にも現われている」と発言。
鈴木宗男 - 2001年7月2日、衆議院議員在任中、東京有楽町の日本外国特派員協会での講演にて、「(日本は)一国家、一言語、一民族といっていい。北海道にはアイヌ民族がおりますが、今はまったく同化されておりますから」と発言[3]。北海道ウタリ協会の吉田昇理事から「情けない。アイヌを一番知るはずの地元の鈴木代議士が正気で発言したとは思えない。中曽根康弘首相の単一民族発言から15年たつのに、相変わらずの認識だ」との反撥を受けた[4]。
平沼赳夫 - 2001年7月2日、経済産業大臣在任中、札幌市内で開かれた自民党中川義雄参院議員のセミナーにて「小さな国土に、1億2600万人のレベルの高い単一民族できちんとしまっている国。日本が世界に冠たるもの」と発言[3]。北海道ウタリ協会の阿部ユポ副理事長から「アイヌ民族が先住民族であるという歴史を知らない発言だ。一国の大臣がわざわざアイヌモシリ(人間の大地=北海道)で、こうした発言をするのはアイヌ民族に対する挑戦ではないか」との批判を受けた[4]。
鳥居泰彦 - 2003年2月13日、慶應義塾学事顧問・中央教育審議会会長在任中、衆議院憲法調査会の「基本的人権の保障に関する調査小委員会」の会議に参考人として出席した際、「日本が犯罪率が低いのは単一民族の国だからだ」という趣旨の発言をおこなう。
麻生太郎 - 2005年10月15日、総務大臣在任中、福岡県太宰府市の九州国立博物館開館記念式典の来賓祝辞で「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」「今は(世界各地で)人種、地域、宗教でいろんな争いが起きている。日本は一国家、一文明、一文化圏で、そういう国はあまりない」と発言。

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伊吹文明 - 2007年2月25日、文部科学大臣在任中、長崎県長与町で開かれた自民党長与支部大会での講演にて「大和民族がずっと日本の国を統治してきたのは歴史的に間違いのない事実。極めて同質的な国」「悠久の歴史の中で、日本は日本人がずっと治めてきた」と発言[7][3]。
中山成彬 - 2008年9月25日、共同通信社など報道各社とのインタビューで「日本は随分内向きな、単一民族といいますかね、あんまり世界と(交流が)ないので内向きになりがち」と発言[8]。この発言が与野党からの非難を受け[9]、同日に「誤解を招く表現であったので撤回します」との声明を発表。