頸部を圧迫されることで呼吸や血流が阻害され、脳や臓器に回復不能な負担がかかることによって死亡すること。
頸部を垂直に圧迫し、気管を閉塞させることで呼吸が出来ないようにし、死に至らしめるもの。手を使っての方法を特に扼殺という。実際には完全に意識を失うまで数秒?5分程度を要し、個人差はあるが、絶命にはさらに5?10分程度を圧迫し続ける必要がある。ドラマなどの中で、わずか数秒程度の頸部圧迫で殺害する場面をよく見かけるが、これは誤りで、数秒の圧迫では、ただ失神するだけである。
頸部を斜めに圧迫すると、頸部大動脈(頸動脈と椎骨動脈)、気管などが強く圧迫され、窒息状態となる。これらにより、血液が脳に供給されなくなり、中枢の機能が停止し絶命に至る。多くの場合、自殺に用いられる。
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絞首刑における首吊りは、絞首台を使用し、高所より落下するエネルギーを用い、その衝撃で頚椎損傷などを起こし、即、意識を失い、確実に死に至らしめる。また頚骨骨折で即死する場合もある。ラットやマウスの殺処分方法である頚椎脱臼と理屈は同じである。通常の首吊りの場合でも、頚動脈洞(頸動脈洞)が圧迫されるため、頚動脈洞反射(頸動脈洞反射)によって急激に血圧が低下し、痛みも苦しみもなく、平均で約7秒で意識喪失にいたる。この頸動脈洞反射が起きるため、首吊りは安楽な自殺方法だと言われる。『完全自殺マニュアル』では、「身も蓋もない結論を言ってしまうようだが、首吊り以上に安楽で確実で、そして手軽に自殺できる手段はない。他の方法なんか考える必要はない。」と書かれている。 さらに首吊り自体が苦しくない典拠としては「首吊り芸人」というものがあり、これはサーカスなどで芸人がゆっくりと首を吊ってみせ意識を失う前に助手に合図して外させる芸で、イギリスでは定番芸だった(首吊り芸人)。 また、ロシアの作家、ドストエフスキーの作品には縊死の描写が多く、『悪霊』で縄の滑りを良くし円滑に縊死するための工夫として縄と首にベットリと石鹸水を塗りつける描写がある。